リード
AIの急速な普及が社会のあらゆる領域に波及するなか、技術の専門家だけでは語り切れない問いが増えている。
日経BPは2026年2月から3月にかけて、エンジニアや研究者と哲学・社会科学の専門家が一堂に会するウェビナーシリーズを開催する。
医療・教育・政治・製造など9つのテーマを軸に、10年後のAI社会の姿を多角的に描き出す試みだ。
「技術」と「人間」を架け橋するウェビナーの狙い
AIをめぐる議論はとかく性能や効率の向上に集中しがちだが、それがもたらす社会的・倫理的影響については十分に語られてこなかった。
日経BP 総合研究所が主催する本ウェビナーシリーズは、そのギャップを埋めることを目的としている。
技術サイドの登壇者には大学研究者や企業のR&D担当者が名を連ね、対話相手となる人文社会科学の専門家には哲学者、政治学者、倫理学者らが揃う。
異なる知的背景を持つ専門家同士が同じテーマに向き合うことで、どのような未来像が浮かび上がるかが注目点だ。
本シリーズは、日経BPが2026年2月13日に刊行する専門レポート『テクノロジー・ロードマップ2026-2035 AI/ICT融合新ビジネス編』と連動した企画でもある。
レポートの著者たちが登壇し、読者との対話を深める場としても機能する。
9回で網羅する社会課題の全体像
開催期間は2026年2月4日から3月16日まで。
毎回正午から1時間、Zoomによるライブ配信形式で実施される。
参加費は無料で、各回500名を定員としている(事前登録制)。
取り上げるテーマは多岐にわたる。
第1・2回は「人間拡張」や「アバターによる自己変容」など、AIと人間のアイデンティティに関わる哲学的問いに踏み込む。
第3回では孤立解消を目指す共生ロボットと「幸福」の関係を探り、
第4回はSNSプラットフォームが感情に与える影響を俎上に載せる。
後半は社会インフラへの目配りが強まる。
第5回はデジタル政府の設計をめぐる政治学的考察、
第6回は労働市場の流動化に対応したスキル証明の仕組み、
第7回は医療・ヘルスケアデータの活用と社会保障の未来を扱う。
そして第8回では製造・インフラ分野へのAI導入と地政学リスクを組み合わせた視点から議論を深め、
最終回となる第9回はSFの手法を用いて「AI浸透社会を企業はどう設計すべきか」という問いに向き合う。
登壇者の多様性が議論の深みを生む
各回の顔ぶれを見ると、東京大学・立命館大学・慶應義塾大学などの研究者に加え、NTTの上席特別研究員、国際文化会館地経学研究所の研究員、さらにはSF戦略コンサルタントまで幅広い領域からの参加が確認できる。
単なる技術紹介にとどまらず、社会実装に伴う価値観の衝突や倫理的ジレンマにまで踏み込んだ議論が期待される構成だ。
AIが「特定の専門領域の話題」から「社会全体の設計課題」へと転換しつつある今、異分野の専門家による対話の場は今後ますます重要になるだろう。
本ウェビナーはその実践的な試みとして、注目に値する。
開催概要
・名称:AIと未来ウェビナーシリーズ「技術者と人文社会科学の専門家がAI社会の10年後を対話する」
・日程:2026年2月4日〜3月16日(全9回、各回12:00〜13:00)
・形式:Zoomによるオンラインライブ配信
・主催:日経BP 総合研究所
・参加費:無料(事前登録制)
・定員:各回500名
・申込・詳細:https://project.nikkeibp.co.jp/mirai/aiwebinar/
参照元:PR TIMES(株式会社日経BP) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000266.000041279.html
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