【非営利団体必見】Canva for Nonprofitsとは?50人まで無料で使えるデザインツールを徹底解説

1. Canva for Nonprofitsとは Canva for Nonprofitsは、非営利団体向けに提供される完全無料のデザインツールプログラムです。チラシ、SNS投稿画像、年次報告書、ロゴなど、広報活動に必要なあらゆるデザインを、プロのような仕上がりで誰でも簡単…

【非営利団体必見】Canva for Nonprofitsとは?50人まで無料で使えるデザインツールを徹底解説

1. Canva for Nonprofitsとは

Canva for Nonprofitsは、非営利団体向けに提供される完全無料のデザインツールプログラムです。チラシ、SNS投稿画像、年次報告書、ロゴなど、広報活動に必要なあらゆるデザインを、プロのような仕上がりで誰でも簡単に作成できます。

100万点以上のテンプレートと1億点以上の素材を使い、ドラッグ&ドロップだけでデザインが完成します。

一番の魅力は、通常年間8,300円のCanva Pro(有料プラン)と同等の全機能が、最大50人のチームで完全無料で利用できること。外部デザイナーに依頼すると1回数万円かかるチラシやポスターを、自団体で何度でも無料で作成でき、年間数十万円のコスト削減が可能です。

2. サービス基本情報

どんなツールか
Canvaは、Canva Pty Ltd(オーストラリア)が提供するオンラインデザインツールです。ブラウザ上で動作するため、ソフトウェアのインストールは不要で、パソコン、スマートフォン、タブレットのどこからでもアクセスできます。

「誰でもどこからでもデザインで輝けるようにすること」をミッションに掲げ、デザイン初心者でも直感的にプロ品質のデザインを作成できます。

非営利団体は無料/割引で使えるか
はい、完全無料で利用できます。Canva for Nonprofitsプログラムに申請・承認されると、通常年間8,300円のCanva Pro(有料プラン)と全く同じ機能を、最大50人のチームで完全無料で利用できます。51人以上の追加ライセンスが必要な場合は、Canva Enterpriseを50%割引で購入できます。

提供している会社
Canva Pty Ltd(本社:オーストラリア)/ Canva Japan株式会社(日本法人)

3. どんな団体におすすめ?

組織の規模
小規模団体(1~10名):無料の50人枠で十分、全員がデザイン作成に参加可能
中規模団体(11~50名):50人枠いっぱいまで無料で利用可能
大規模団体(51名以上):51人目以降はCanva Enterpriseを50%割引で追加購入

具体的な使用場面
イベントチラシを作りたい:
講演会、ワークショップ、チャリティイベントのチラシを即座に作成

SNS投稿を統一デザインにしたい:
Instagram、Facebook、Twitterの投稿画像を団体のブランドカラーで統一

年次報告書を美しく仕上げたい:
活動実績や財務情報を、グラフやインフォグラフィックで視覚的に表現

寄付募集資料を作りたい:
寄付のお願い、お礼状、パンフレットをプロ品質で制作

動画コンテンツを作りたい:
活動紹介動画、感謝メッセージ動画などを簡単編集

4. できること(主要機能)

機能1:100万点以上のテンプレート

チラシ、ポスター、SNS投稿、プレゼンテーション、名刺、パンフレット、動画など、あらゆる種類のテンプレートが用意されています。非営利団体向けのテンプレートも豊富で、「寄付募集」「ボランティア募集」「イベント告知」などのカテゴリーから選べます。

テンプレートを選んだら、文字と写真を差し替えるだけで完成します。

機能2:1億点以上のプレミアム素材

写真、イラスト、アイコン、動画、音楽など、1億点以上のプロ品質の素材が使い放題です。Canva Pro(通常有料)の素材がすべて無料で使えるため、「この素材は有料です」という透かしに悩まされることがありません。日本語フォントも470種類以上から選べます。

機能3:ブランドキット機能

団体のロゴ、ブランドカラー、フォントを登録しておけば、すべてのデザインに一貫性を持たせられます。複数のメンバーがデザインを作成しても、自動で団体のブランドカラーやフォントが適用されるため、統一感のある広報物を簡単に作成できます。

機能4:背景透過・切り抜き機能(背景リムーバー)

写真から人物や物体だけを自動で切り抜ける機能です。例えば、スタッフの集合写真から背景を削除し、透明な背景にすることで、チラシやポスターに配置しやすくなります。通常は専門ソフトが必要な作業を、ワンクリックで実行できます。

機能5:リアルタイムコラボレーション

複数のメンバーが同時に一つのデザインを編集でき、誰がどこを編集しているかがリアルタイムで表示されます。コメント機能でフィードバックを残したり、承認フローを設定したりできるため、リモートチームでも効率的にデザイン作業が進められます。

5. 非営利団体の特典

無料/割引の詳細

項目内容
無料ライセンスCanva Pro相当の全機能を最大50人のチームで完全無料
追加ライセンス(51人以上)Canva Enterpriseを50%割引で購入可能
利用期限なし(毎年更新が必要、審査で継続承認が必要)
プレミアム素材1億点以上のプレミアム素材(写真・動画・音楽・イラスト)使い放題
テンプレート100万点以上のプレミアムテンプレート使い放題
ストレージ1TB(チーム全体で共有)

年間コスト削減効果の例(10人のチームの場合)
通常価格(Canva Pro × 10人):8,300円 × 10人 = 年間83,000円
Canva for Nonprofits:0円
削減額:年間83,000円

通常プランとの違い
Canva for Nonprofitsは、通常のCanva Pro(年間8,300円)と全く同じ機能を利用できます。違いは価格のみで、機能制限は一切ありません。ただし、毎年更新申請が必要で、団体の活動内容が変わった場合は再審査が行われます。

どんな法人が対象か

以下の要件を満たす団体が対象です:

  • 非営利団体として公式に登録されていること(法人格が必要)
    • 特定非営利活動法人(NPO法人)
    • 公益社団法人・公益財団法人
    • 一般社団法人・一般財団法人(非営利型)
    • 社会福祉法人
  • 組織の仕組みや慈善活動の目的を示す公式文書があること
  • Canvaの使命やガイドラインに沿った活動をしていること

対象外となる団体:

  • 政府機関、自治体
  • 学校法人(別途教育機関向けプログラムあり)
  • 病院・医療法人
  • 政治団体、宗教団体、労働組合
  • 営利型の一般社団法人
  • 任意団体(法人格がない団体)

6. 始め方

申請のステップ

  1. Canva公式サイトにアクセス
    https://www.canva.com/ja_jp/canva-for-nonprofits/ にアクセスし、「Canva for NPOに申し込む」をクリック
  2. Canvaアカウントを作成(未登録の場合)
    メールアドレスまたはGoogleアカウントでCanvaアカウントを作成します
  3. 非営利団体情報を入力
    団体名
    団体の種別(NPO法人、公益法人など)
    体のウェブサイトURL
    団体の活動内容説明
    法人番号(国税庁法人番号13桁)
    代表者情報
  4. 必要書類をアップロード
    定款、登記簿謄本などの公式文書をPDF形式でアップロードします
  5. 審査を待つ
    Canvaによる審査が行われます。通常7~10営業日で結果がメールで通知されます
  6. 承認後、すぐに利用開始
    承認されると、自動的にCanva Proの全機能が無料で使えるようになります。チームメンバーを招待し、全員で利用を開始できます

必要な書類
登記簿謄本または登記事項証明書
定款
団体の活動内容がわかる資料(Webサイト、パンフレット、事業報告書など)

申請から使えるまでの期間
申請受付から審査完了まで:通常7~10営業日
審査に通過したら即座に利用開始可能

合計で約1~2週間程度を見込んでください。

申請ページのURL
https://www.canva.com/ja_jp/canva-for-nonprofits/

7. 料金比較

項目一般向け(無料プラン)一般向け(Canva Pro)非営利団体向け(Canva for Nonprofits)
月額料金無料月払い:1,180円年払い:8,300円(月額約690円相当)完全無料
利用可能人数無制限(機能制限あり)1人最大50人(完全無料)
テンプレート数220万点以上(一部有料)100万点以上(全て無料)100万点以上(全て無料)
プレミアム素材470万点(一部有料)1億点以上(全て無料)1億点以上(全て無料)
背景透過機能なしありあり
ブランドキット1セットまで無制限無制限
ストレージ5GB1TB1TB
マジックリサイズなしありあり
51人以上の追加追加不可Canva Enterpriseを50%割引
10人の年間コスト0円(機能制限あり)83,000円0円(全機能利用可)

※2025年12月現在の料金

8. 使い方の例

例1:イベントチラシを30分で完成
環境保全NPOが毎月開催するビーチクリーン活動のチラシを、Canvaの非営利団体向けテンプレートから選択。「ボランティア募集」カテゴリーのテンプレートを開き、団体名、開催日時、集合場所、持ち物を入力。

団体のロゴと過去の活動写真を配置し、ブランドキット機能で登録済みのグリーンカラーを適用。30分でA4サイズのチラシが完成し、PDFで書き出して印刷会社に入稿。外部デザイナーに依頼すると1回2万円かかっていたところ、自社制作で年間24万円のコスト削減に成功しました。

例2:SNS投稿を統一デザインで効率化
子育て支援NPOが、Instagram投稿用のテンプレートをCanvaで作成。団体ロゴ、ブランドカラー(ピンク系)、フォントを設定したブランドキットを登録し、毎週の活動報告投稿に使用。

「今週の活動」「ボランティア紹介」「寄付のお願い」など、用途別に複数のテンプレートを作成し、チームメンバー5人が共有。写真とテキストを差し替えるだけで投稿画像が完成するため、SNS運用の時間が従来の1/3に短縮。統一感のあるデザインで、フォロワーからの認知度も向上しました。

例3:年次報告書を自社制作してコスト削減
国際協力NGOが、年次報告書の一部(活動紹介ページ、財務報告のグラフ、支援者リスト)をCanvaで制作。

Canvaのプレゼンテーション機能で20ページの報告書を作成し、活動写真、インフォグラフィック、グラフを配置。ページごとに統一感のあるレイアウトで、見やすく美しい報告書が完成。

PDFで書き出して印刷会社に入稿し、1,000部印刷。外部デザイナーに依頼すると15万円かかっていたところ、自社制作で年間15万円のコスト削減。

さらに、同じデータを軽量PDFで書き出し、ウェブサイトでも公開しました。

9. 注意点

使えない場合
任意団体(法人格がない団体)は対象外
政府機関、自治体は対象外
学校法人は別途教育機関向けプログラム(Canva for Education)を利用
病院・医療法人は対象外
政治団体、宗教団体、労働組合は対象外
営利型の一般社団法人は対象外(非営利型のみ可)

制限事項
無料で利用できるのは最大50人まで(51人以上は有料)
毎年更新申請が必要(自動更新ではない)
団体の活動内容が変わった場合、再審査が必要
審査基準を満たさない場合、申請が却下される可能性がある
Canvaのガイドラインに違反した場合、利用資格を失う可能性がある

うまく使うコツ
ブランドキットを最初に設定:
団体ロゴ、カラーパレット、フォントを登録しておけば、誰がデザインしても統一感が出ます

テンプレートをカスタマイズして保存:
よく使うチラシやSNS投稿のテンプレートを作成し、チームで共有しましょう

フォルダで整理:
「イベントチラシ」「SNS投稿」「報告書」など、用途別にフォルダを作ると管理が楽になります

チュートリアルを活用:
Canva公式サイトには無料の動画チュートリアルが豊富にあります。基本操作を1時間学ぶだけで、作業効率が劇的に向上します

日本語フォントを試す:
470種類以上の日本語フォントから、団体のイメージに合うものを見つけましょう

スマホアプリも活用:
外出先でもスマホアプリで編集でき、隙間時間にデザイン作業ができます

10. よくある質問

Q1. 無料版とCanva for Nonprofitsの違いは何ですか?
A. 無料版では一部のテンプレートや素材に「有料」の透かしが入り、背景透過機能やブランドキット機能も制限されます。Canva for Nonprofitsでは、Canva Pro(年間8,300円)と全く同じ機能が使え、1億点以上のプレミアム素材がすべて無料、背景透過もワンクリック、ブランドキット無制限で利用できます。

Q2. 毎年更新が必要とのことですが、手続きは複雑ですか?
A. いいえ、シンプルです。Canvaから更新のリマインダーがメールで届くので、団体情報に変更がなければ簡単な確認で更新できます。ただし、団体の活動内容が大きく変わった場合は再審査が必要になることがあります。

Q3. 50人を超えた場合、どうなりますか?
A. 51人目以降は、Canva Enterpriseプランを50%割引で購入できます。Enterpriseプランには、より高度な管理機能やセキュリティ機能が含まれます。具体的な料金はCanvaの営業チームに問い合わせてください。

Q4. デザインしたチラシは商用利用できますか?
A. はい、非営利団体の広報活動、寄付募集、イベント告知など、すべて商用利用可能です。ただし、Canvaで作成したデザインを「そのまま転売する」ことは禁止されています。自団体の活動のために使う分には問題ありません。

Q5. IllustratorやPhotoshopを使ったことがありませんが、使えますか?
A. はい、まったく問題ありません。Canvaはデザイン初心者向けに作られており、ドラッグ&ドロップだけで操作できます。IllustratorやPhotoshopのような専門知識は不要で、パワーポイントが使える人なら誰でもすぐに使えます。公式の無料チュートリアルも充実しています。

11. 似たツールとの比較

Adobe Express for Nonprofits(最大10名まで無料)
Adobeが提供する簡易デザインツールで、非営利団体向けに最大10名まで無料で利用できます。Adobe FontsやAdobe Stockの一部素材も利用可能。ただし、Canvaのようなテンプレート数や素材数の豊富さ、直感的な操作性では劣ります。また、無料人数がCanva(50人)より少ない点もデメリットです。

Figma(無料プランあり)
UI/UXデザインやプロトタイピングに特化したデザインツールで、無料プランもあります。ただし、非営利団体向けの特別割引はなく、簡単なチラシやSNS投稿を作るにはオーバースペックです。WebデザインやアプリデザインにはFigma、広報物制作にはCanvaが最適です。

Penpot(完全無料・オープンソース)
完全無料のオープンソースデザインツールで、Figmaに近い機能を持ちます。予算がまったくない団体には選択肢ですが、テンプレート数、素材数、操作の安定性、日本語サポートではCanvaに大きく劣ります。

Canva for Nonprofitsを選ぶべき理由
Canvaは世界1億人以上が使うデザインツールの定番で、日本国内でも多くのNPOが活用しています。非営利団体向けに最大50人まで完全無料、1億点以上のプレミアム素材、100万点以上のテンプレートが使え、デザイン初心者でも30分でプロ品質のチラシが作れます。

特に、「デザイナーがいない」「予算がない」「ITスキルに不安がある」という団体にとって、Canvaは圧倒的にコストパフォーマンスが高く、使いやすい選択肢です。

12. まとめ

Canva for Nonprofitsは、非営利団体の広報活動を劇的に改善する完全無料のデザインツールプログラムです。

通常年間8,300円のCanva Pro(有料プラン)と全く同じ機能を、最大50人のチームで完全無料で利用でき、1億点以上のプレミアム素材、100万点以上のテンプレートが使い放題です。

デザイン初心者でもドラッグ&ドロップだけで、イベントチラシ、SNS投稿、年次報告書、寄付募集資料など、あらゆる広報物をプロ品質で作成できます。

外部デザイナーに依頼すると1回数万円かかる制作費を、自団体で何度でも無料で実現でき、年間数十万円のコスト削減が可能です。

次にやるべきこと
まずはCanva for Nonprofits申請ページ
https://www.canva.com/ja_jp/canva-for-nonprofits/)にアクセスし、
「Canva for NPOに申し込む」から申請を開始しましょう。

登記簿謄本、定款、法人番号を準備してください。

審査には7~10営業日かかるため、早めの申請をおすすめします。承認されたら、チームメンバーを招待し、まずは既存のチラシやSNS投稿をCanvaで再現してみましょう。

公式の無料チュートリアル(日本語)も活用して、基本操作を1時間学べば、すぐに実務で使えるようになります。

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