非営利団体のための【Notion】完全ガイド

1. Notionとは Notionは、メモ、タスク管理、プロジェクト管理、データベースなど、あらゆる情報を一か所で管理できるオールインワンワークスペースです。複数のツールを行き来する必要がなく、団体の情報を一元化できることが最大の魅力です。資金調達の進捗管理からボランティア…

非営利団体のための【Notion】完全ガイド

1. Notionとは

Notionは、メモ、タスク管理、プロジェクト管理、データベースなど、あらゆる情報を一か所で管理できるオールインワンワークスペースです。
複数のツールを行き来する必要がなく、団体の情報を一元化できることが最大の魅力です。

資金調達の進捗管理からボランティアのスケジュール調整まで、非営利団体の多様な業務をスムーズに進められます。

2. サービス基本情報

どんなツールか

Notionは、ドキュメント作成、データベース管理、プロジェクト管理を統合したコラボレーションプラットフォームです。
カンバンボード、カレンダー、タスクリスト、Wikiなど、さまざまな形式で情報を管理できます。

非営利団体向けの特典

非営利団体は50%の割引が利用できます。
通常のチームプランが月額10ドルのところ、月額払いで5ドル、年払いで4ドルになります。
ただし、この割引プログラムは現在、米国で活動し、米国税法で501(c)(3)に認定された非営利団体のみが対象となっています。

提供会社

サンフランシスコに本社を置くNotion Labs, Inc.が提供しています。
2013年に設立され、現在では世界中で1億人以上のユーザーが利用しています。

3. どんな団体におすすめ?

組織規模別の適性

  • 小規模団体(2-10名): フリープランで始めて、必要に応じて有料プランへ移行できます
  • 中規模団体(10-50名): プラスプランまたはビジネスプランが最適です
  • 大規模団体(50名以上): ビジネスプランやエンタープライズプランで高度なセキュリティと管理機能が利用できます

具体的な使用場面

  • ドナー情報やファンドレイジング活動の進捗管理
  • ボランティアのスケジュール調整と活動記録
  • イベント企画と準備のタスク管理
  • 団体内のナレッジベース(知識共有)の構築
  • プロジェクトの予算管理と報告書作成
  • 理事会の議事録や重要書類の保管

4. できること(主要機能)

① データベース機能

寄付者情報、プロジェクト管理、タスクリストなど、さまざまな情報をデータベースとして整理できます。
テーブル、カンバン、カレンダー、ギャラリーなど、複数の表示形式を切り替えられます。

② Wiki機能

団体の活動マニュアル、ガイドライン、よくある質問などを階層的に整理できます。
検証機能により、ドキュメントが最新かどうかを確認でき、チーム全体で情報の鮮度を保てます。

③ テンプレート機能

ファンドレイジングトラッカー、プロジェクトロードマップ、ボランティア管理など、非営利団体向けのテンプレートが豊富に用意されています。
ゼロから作る必要がなく、すぐに使い始められます。

④ コラボレーション機能

リアルタイムでの共同編集、コメント機能、タスクの担当者割り当てなど、チームでの協働をサポートします。
細かい権限設定により、適切な人が適切な情報にアクセスできます。

⑤ 外部連携機能

GoogleカレンダーやSlackなど、既存のツールと連携できます。
ZapierやMakeを使えば、さらに多くのサービスと自動連携が可能です。

5. 非営利団体の特典

割引の詳細

非営利団体向けの割引は、Plusプラン(チームプラン)に対して50%オフが適用されます。
月額払いの場合は通常10ドルが5ドルに、年払いの場合は通常10ドルが4ドルになります。

通常プランとの違い

割引適用後も、通常のPlusプランと同じ全機能が利用できます。
無制限のファイルアップロード(最大5GB/ファイル)
無制限のゲスト招待
30日間のページ履歴
高度な権限設定
オートメーション機能
優先カスタマーサポート

対象となる団体

米国内で活動し、米国税法上の501(c)(3)認定を受けた非営利団体のみが対象です。
残念ながら、現時点では日本の非営利法人(NPO法人、一般社団法人など)は対象外となっています。

6. 始め方

申請のステップ

  1. TechSoupのウェブサイト(techsoup.org/notion )にアクセス
  2. 団体情報と501(c)(3)認定書類をアップロード
  3. TechSoupによる審査(通常3-5営業日)
  4. 承認後、固有の割引コードがメールで届く
  5. Notionのワークスペース設定で割引コードを入力

必要な書類

  • 501(c)(3)認定証明書
  • 団体の基本情報(名称、住所、EINなど)
  • 申請者の連絡先情報

申請から使えるまでの期間

審査には通常3-5営業日かかります。
承認後、Notionチームが割引を適用するまでに追加の処理時間が必要です。
全体で1-2週間程度を見込んでおくとよいでしょう。

申請ページのURL

https://www.techsoup.org/notion

7. 料金比較

項目一般向け非営利団体向け(米国501(c)(3)のみ)
フリープラン無料無料
Plusプラン(月払い)$12/ユーザー/月$6/ユーザー/月(50%オフ)
Plusプラン(年払い)$10/ユーザー/月$5/ユーザー/月(50%オフ)
ファイルアップロード最大5GB/ファイル最大5GB/ファイル
ページ履歴30日間30日間
ゲスト招待無制限無制限
AI機能20回まで試用20回まで試用

※2025年12月現在の情報です。
最新の料金は公式サイトでご確認ください。

8. 使い方の例

例1: ドナー管理データベース

寄付者の連絡先、寄付金額、寄付日、フォローアップ状況などをデータベースで管理します。
カレンダービューで次回のフォローアップ予定を確認でき、寄付者との関係を継続的に維持できます。
寄付総額の自動集計も可能です。

例2: イベント企画ボード

年次チャリティイベントの準備をカンバンボードで管理します。
「アイデア出し」「準備中」「完了」などのステータスでタスクを整理し、担当者や期限を設定します。
必要な書類や画像もタスクに直接添付できるため、情報が散らばりません。

例3: 団体Wikiの構築

新しいボランティア向けのオリエンテーション資料、活動ガイドライン、よくある質問などを階層的に整理します。
検証機能を使って、各ページが最新の情報であることを確認し、3か月ごとに更新リマインダーを設定できます。

9. 注意点

使えない場合

  • 日本など米国外の非営利団体は、現時点で割引プログラムの対象外です
  • 501(c)(3)以外の認定(例:501(c)(4))を受けた団体も対象外です
  • 個人や営利企業が運営する慈善プロジェクトは対象外です

制限事項

  • フリープランではチーム利用時にブロック数が1,000までに制限されます
  • AI機能を本格的に使いたい場合は、ビジネスプラン($18/ユーザー/月)以上が必要です
  • Plusプランでは、同期データベースやNotionフォームの高度な機能が使えません

うまく使うコツ

  • まずはフリープランで試用し、チームが慣れてから有料プランに移行しましょう
  • テンプレートを活用して、ゼロから作る手間を省きます
  • 重要なドキュメントには定期的な検証期限を設定し、情報の鮮度を保ちます
  • 権限設定を適切に行い、機密情報へのアクセスを管理します
  • 定期的にエクスポート機能でバックアップを取りましょう

10. よくある質問

Q1: 日本のNPO法人でも割引は受けられますか?

A: 現時点では、米国の501(c)(3)認定団体のみが対象です。
日本のNPO法人や一般社団法人は対象外となっています。
ただし、フリープランは誰でも無料で利用できます。

Q2: 割引はどのプランに適用されますか?

A: Plusプラン(旧チームプラン)に対して50%の割引が適用されます。
ビジネスプランやエンタープライズプランには適用されません。

Q3: 一度承認されたら、永続的に割引を受けられますか?

A: はい、サブスクリプションを継続している限り、割引は継続されます。
ただし、団体のステータスが変更された場合(501(c)(3)認定が失効した場合など)は、割引が終了する可能性があります。

Q4: 複数のワークスペースに割引を適用できますか?

A: 各団体は最大3つのワークスペースまで割引を申請できます。

Q5: Notionのデータは安全ですか?

A: Notionは、データの暗号化、二段階認証、定期的なセキュリティ監査など、複数の方法でデータを保護しています。
ビジネスプラン以上では、SAML SSOなどの高度なセキュリティ機能も利用できます。

11. 似たツールとの比較

Trello

カンバンボード形式のシンプルなタスク管理ツールです。
視覚的で直感的な操作が特徴ですが、ドキュメント作成やデータベース機能はNotionほど充実していません。
シンプルなプロジェクト管理には最適ですが、情報の一元管理にはNotionの方が適しています。

Asana

プロジェクト管理に特化したツールで、タスクの依存関係やガントチャートなどの機能が充実しています。
複雑なプロジェクト管理には優れていますが、Wiki機能やドキュメント作成の柔軟性ではNotionに劣ります。

Microsoft Loop

Microsoft 365との統合が強みのコラボレーションツールです。
すでにMicrosoft環境を使っている団体には便利ですが、Notionの方がテンプレートの種類が豊富で、非営利団体向けの機能が充実しています。

Notionを選ぶべき理由

  • 情報の一元管理: プロジェクト、ドキュメント、データベースをすべて一か所で管理できます
  • 柔軟性: 団体のニーズに合わせて自由にカスタマイズできます
  • テンプレート: 非営利団体向けの実用的なテンプレートが豊富です
  • コストパフォーマンス: フリープランでも十分な機能があり、有料プランも(米国501(c)(3)団体なら)割引が適用されます

12. まとめ

Notionは、情報の一元管理と柔軟なカスタマイズ性により、非営利団体の多様な業務をサポートする強力なツールです。
ドナー管理からイベント企画、ボランティア調整まで、あらゆる活動を一つのプラットフォームで完結できます。

米国の501(c)(3)認定団体なら50%割引が利用でき、コストを抑えながら組織の効率化を実現できます。
日本の団体は現時点で割引対象外ですが、フリープランでも多くの機能が使えるため、まずは無料で試してみる価値があります。

次にやるべきこと

  1. Notionの公式サイトでアカウントを作成し、フリープランを試してみましょう
  2. 非営利団体向けテンプレートをダウンロードして、実際の業務に活用してみましょう
  3. (米国501(c)(3)団体の場合)TechSoupで割引プログラムに申請しましょう
  4. チーム全体でNotionの基本的な使い方を共有し、段階的に移行していきましょう

※本記事は2025年12月時点の情報に基づいています。
最新の料金や機能については、Notion公式サイト(https://www.notion.com )をご確認ください。

📥 無料DL資料

非営利団体向け 割引・無料ツール100選

福祉法人・社福・NPO・社協のIT担当者必読。業務効率化を実現する厳選100ツールを12カテゴリで網羅した資料を、PDF・Excelで無料配布中。

📩 無料で資料をダウンロード →

無料で使えるツールを比較

Google Workspace・Microsoft 365・Slack など、非営利団体向け割引プランをまとめた資料を無料配布中。

無料資料を見る →