GiveOne(ギブワン)非営利団体向け完全ガイド

1. GiveOneとは GiveOneは、日本初のオンライン寄付サイトとして2001年に開設されました。このプラットフォームは、社会貢献活動を行う信頼できるNPO団体と、社会をよくしたいという寄付者を結ぶ仕組みです。 最大の魅力は、専門家による厳しい審査を通過した団体のみが…

GiveOne(ギブワン)非営利団体向け完全ガイド

1. GiveOneとは

GiveOneは、日本初のオンライン寄付サイトとして2001年に開設されました。
このプラットフォームは、社会貢献活動を行う信頼できるNPO団体と、社会をよくしたいという寄付者を結ぶ仕組みです。

最大の魅力は、専門家による厳しい審査を通過した団体のみが掲載されることで、寄付者と団体の双方が安心して寄付文化を実現できる点にあります。

2. サービス基本情報

どんなツールか
GiveOneは、オンライン寄付サイトの運営プラットフォームです。
NPO団体がプロジェクト単位で寄付を募集でき、個人や企業の寄付をダイレクトに受け取ることができます。
2001年の開設以来、3億円以上のオンライン寄付を団体に届けてきた実績があります。

提供している会社
公益財団法人パブリックリソース財団が運営しています。
この財団は、2000年に市民活動やNPOの実践者が中心となって設立した非営利・実践型のシンクタンクで、2013年に現在の名称で新たにスタートしました。

非営利団体は無料で使えるか
GiveOneへの登録申請は無料です。
ただし、寄付金が振り込まれる際には、寄付金の15%が運営管理費として差し引かれます。
つまり、100万円の寄付を受けた場合、85万円が団体の口座に振り込まれるという仕組みです。
登録や出金手数料は発生しません。

3. どんな団体におすすめ?

組織の規模
GiveOneは、小規模から中規模、大規模なNPO団体まで、あらゆる規模の非営利団体に対応しています。
特に資金面での課題を抱える小規模・中規模団体が、新たな寄付者を開拓するのに適しています。

具体的な使用場面
社会課題の解決に取り組むNPO団体が、特定のプロジェクト(例:子どもの教育支援、環境保全、福祉サービス向上など)に対する寄付を募集する場合に最適です。
年間5,000件以上の寄付が寄せられており、オリジナル基金の設立や遺贈寄付、企業との現物寄付連携も可能です。

4. できること(主要機能)

(1)プロジェクト単位の寄付募集
自団体の活動内容を複数のプロジェクトに分けて掲載できます。
寄付者は自分の関心に合致したプロジェクトを選んで寄付できるため、寄付の使途が明確になります。

(2)マイページでの管理
登録団体専用のマイページで、寄付履歴の確認や活動レポートの発信ができます。
寄付者との直接的なコミュニケーションも可能です。

(3)活動レポート・メールマガジンの配信
寄付金がどのように活用され、どのような成果を上げているのかを定期的に寄付者に報告します。
これにより寄付者の満足度を高め、継続寄付につながりやすくなります。

(4)領収書の発行支援
パブリックリソース財団が発行する領収書には、寄付者が選んだプロジェクト名が明記されます。
税務上の優遇を受ける際の証拠書類として活用できます。

(5)寄付者との直接メッセージ機能
サイト上から寄付者に直接メッセージを送ることができます。
お礼の言葉や活動の進捗報告など、関係構築に活用できます。

5. 非営利団体の特典

無料・割引の詳細
登録申請は完全に無料です。
年会費や登録料も発生しません。
寄付金受け取り時に15%の手数料が差し引かれるだけです。

通常プランとの違い
GiveOneでは、全ての登録団体が統一された条件で利用します。
特別なプラン分けはなく、公平な環境で活動できます。

対象となる法人
以下の要件を満たす団体が対象です:
・認定NPO法人、特定非営利活動法人、公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人など、非営利/公益活動を行う法人
・活動開始から2会計年度が経過している団体
・ホームページなどでの情報公開が十分である団体
・国、地方自治体、宗教法人、営利企業ではない団体
・政治・宗教・思想・営利目的に著しく偏っていない団体

6. 始め方

申請のステップ
1.パブリックリソース財団の公式サイトで公募要項を確認
2.登録団体応募フォームをダウンロードして内容を確認
3.メール送信により自動返信を受け取り、応募フォームのURLにアクセス
4.詳細情報を応募フォームに入力・送信
5.審査機関に書類が送付される
6.審査実施(期間:通常2〜3ヶ月)
7.審査結果の通知
8.登録完了、サイトへの掲載開始

必要な書類
基本的には申請フォームへの入力が主になります。
以下の情報の提出が求められます:
・団体の基本情報(名称、住所、代表者など)
・定款
・役員名簿
・過去2年間の事業報告書
・過去2年間の財務諸表
・団体のホームページURL
・プロジェクト内容の詳細説明
・寄付金の使途計画

申請から使えるまでの期間
公募期間中に申請を行い、その後約2〜3ヶ月の審査期間を経て、結果通知から順次登録・利用開始となります。
目安として、申請から利用開始まで合計3〜4ヶ月程度を見込んでください。

申請ページのURL
パブリックリソース財団の公式ウェブサイト(https://www.info.giveone.net/ )に最新の公募情報が掲載されます。
定期的に公募が実施されているため、公募期間をご確認のうえお申し込みください。

7. 料金比較

項目GiveOneその他のオンライン寄付サイト比較
登録申請料無料無料が一般的
年会費無料無料〜数万円(サイトによる)
手数料率15%10%〜25%(サイトによる)
登録団体数200以上サイトによって異なる
年間寄付件数5,000件以上サイトによって異なる
審査の厳格さ専門家による厳しい審査団体による
活動レポート機能ありあり(サイトによる)
寄付者との直接連絡メッセージ機能ありメッセージ機能あり(サイトによる)

8. 使い方の例

例1:子ども支援団体による利用
子どもの学習支援を行うNPO団体が、「オンライン学習教材購入プロジェクト」として100万円の寄付を募集しました。

GiveOneを通じて10,000人以上にプロジェクトが閲覧され、200件の寄付が集まりました。
85万円が団体に振り込まれ、教材の購入に充てられました。
その後、団体はメールマガジンで活動レポートを配信し、寄付者に学習成果を報告しています。

例2:環境保全団体による利用
森林保全活動を行う団体が、複数のプロジェクト(植林活動、野生動物保護、環境教育など)を同時にGiveOneに掲載しました。
それぞれのプロジェクトに興味を持つ異なるターゲット層からの寄付を獲得でき、総合的な資金調達の幅が広がりました。

例3:遺贈寄付の活用
社会福祉活動を行う団体が、GiveOne経由で遺贈寄付の申し込みを受けました。
パブリックリソース財団のサポートにより遺贈手続きがスムーズに進み、1,000万円の寄付を受けることができました。

9. 注意点

使えない場合
・活動開始から2会計年度未満の新しい団体
・ホームページなど基本的な情報公開がない団体
・政治活動や宗教活動に著しく偏った団体
・営利目的の事業を主に行う団体
・国や地方自治体、宗教法人

制限事項
・寄付金の15%が手数料として差し引かれるため、実質的な受け取り額は85%です
・審査に2〜3ヶ月を要するため、急ぎの資金調達には不向きです
・一度掲載されても、活動内容の変更や報告義務を果たさない場合は掲載削除される可能性があります

うまく使うコツ
1.プロジェクトを魅力的に説明する
寄付者が「この活動に貢献したい」と思うような説明文と写真を用意しましょう
2.定期的な活動レポート配信
寄付金の使途を透明に報告することで、次回以降の寄付につながります
3.複数プロジェクトの工夫
異なるニーズに対応したプロジェクトを複数掲載することで、より多くの寄付者を開拓できます
4.寄付者とのコミュニケーション
メッセージ機能を活用して、寄付者との関係を構築しましょう

10. よくある質問

Q1:登録申請から利用開始までにどのくらい時間がかかりますか?
A:申請後、審査に2〜3ヶ月程度かかります。
審査を通過した後、ご登録いただき、サイトに掲載されるまで合計3〜4ヶ月を目安にしてください。

Q2:手数料の15%は何に使われているのですか?
A:この手数料は、GiveOneの継続的な運営費として充てられます。
サーバーメンテナンス、セキュリティ対策、寄付処理システムの運営などが含まれます。

Q3:一度登録されたら、ずっと掲載され続けるのでしょうか?
A:活動内容や団体の状況に大きな変化がなければ、継続して掲載されます。
ただし、活動報告の義務を果たさない場合や、団体の方針が大きく変わった場合は、掲載削除される可能性があります。

Q4:GiveOneを通じた寄付に対して、税務上の優遇措置はありますか?
A:パブリックリソース財団が認定NPO法人である場合、寄付者は税務上の控除対象となる可能性があります。
詳細は団体の認定状況や寄付者の税務状況により異なるため、税理士にご相談ください。

Q5:登録後、プロジェクトを追加・変更することはできますか?
A:はい、登録後もプロジェクトの追加や変更は可能です。
マイページから情報を更新できます。
ただし、大きな変更の場合は事前にパブリックリソース財団に相談することをお勧めします。

11. 似たツールとの比較

GiveOne以外にも、オンライン寄付を扱うサイトは複数存在します。
代表的なものは以下の通りです:

Yahoo!募金
公式なポータルサイトで知名度が高く、アクセス数が多いことが特徴です。
ただし、手数料がサイトによって異なる場合があり、審査基準がGiveOneほど厳格でない傾向があります。

ジャストギビング(JustGiving)
海外では有名な寄付プラットフォームです。
グローバルな視点での寄付が可能ですが、日本国内での知名度や利用者数ではGiveOneに及びません。

Readyfor、CAMPFIRE等のクラウドファンディング
短期的なプロジェクト資金調達には向いていますが、継続的な寄付の仕組みとしてはGiveOneのほうが適切です。

GiveOneを選ぶべき理由
1.厳格な審査
専門家による審査で、信頼できる団体のみが掲載されるため、寄付者からの信頼が厚い
2.長年の実績
2001年からの運営で、3億円以上の寄付実績を持つ
3.継続的な寄付の仕組み
単発ではなく、継続的な支援を受けやすい設計
4.充実した活動報告機能
寄付金の使途をより詳しく報告でき、次の寄付につながりやすい
5.公益財団法人による運営
パブリックリソース財団という公益財団法人が運営しているため、信頼性が高い

12. まとめ

GiveOneは、信頼できるNPO団体と社会貢献したい個人・企業をつなぐ、日本を代表するオンライン寄付サイトです。

手数料15%という明確な仕組み、2001年からの長年の実績、専門家による厳格な審査が特徴です。
新たな資金源の確保や、寄付者との関係構築を考えるNPO団体にとって、申請する価値のあるプラットフォームといえます。

まずはパブリックリソース財団の公式ウェブサイトで最新の公募要項をご確認いただき、自団体の活動内容と照らし合わせて申請をご検討ください。
登録からわずか数ヶ月で、新たな支援者との出会いと持続可能な資金調達が実現できます。

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