【Square】非営利団体向け完全ガイド

非営利割引ツール

1. Squareとは

Squareは、対面決済からオンライン決済まで幅広く対応する総合キャッシュレス決済サービスで、初期費用・月額費用が無料で始められます。
スマートフォンやタブレットに専用リーダーを接続するだけで、クレジットカードや電子マネー決済を受け付けられます。

一番の魅力は、シンプルで透明性の高い料金体系と、最短翌営業日入金という業界最速レベルの入金サイクルです。
2025年1月より主要カードブランドの対面決済手数料が2.5%に引き下げられ、さらに利用しやすくなりました。

2. サービス基本情報

どんなツールか

Squareは、クレジットカード、電子マネー(Suica、PASMO等)、QRコード決済(PayPay、d払い等)に対応した決済代行サービスです。
対面決済用の端末、オンライン決済、寄付受付、予約システム、POSレジ機能など、店舗運営に必要な機能が統合されています。

非営利団体は無料で使えるか

日本では非営利団体向けの特別割引はありません
一般事業者と同じ料金体系が適用されます。
ただし、初期費用・月額費用は無料で、決済が発生したときのみ手数料がかかります。

提供している会社

Square, Inc.が提供しています。
2009年にアメリカで創業され、現在は世界中で数百万の事業者が利用しています。
日本では2013年にサービスを開始し、Block, Inc.(旧Square, Inc.)の子会社として運営されています。

3. どんな団体におすすめ?

組織の規模

  • 小規模団体: イベントでの対面寄付受付や物品販売を行いたい団体
  • 中規模団体: オンライン寄付とイベント会場での寄付の両方に対応したい団体
  • 大規模団体: POSレジ機能を活用して、寄付や物品販売のデータを統合管理したい団体

具体的な使用場面

  • チャリティーイベントやフードバンク活動での対面寄付受付
  • バザーやチャリティーグッズ販売での決済
  • オンラインでの寄付募集(ウェブサイトやSNSでの決済リンク共有)
  • 会費や講座参加費などの継続課金(サブスクリプション)
  • イベント会場で、iPadやタブレットを使った簡易POSレジ運用

4. できること(主要機能)

①多様な決済手段に対応

クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、AMEX、Diners Club等)、電子マネー(交通系IC、QUICPay、iD)、QRコード決済(PayPay、d払い、楽天ペイ等)まで、100種類以上の決済手段に対応しています。

②対面決済とオンライン決済の両対応

Square リーダーやSquare ターミナルを使った対面決済と、Square オンラインチェックアウトやSquare リンク決済によるオンライン決済の両方に対応。
イベント会場とウェブサイトの両方で寄付を受け付けられます。

③無料のPOSレジアプリ

スマートフォンやタブレットに無料でダウンロードできるSquare POSレジアプリを使えば、売上管理、在庫管理、レポート作成まで一元管理できます。
寄付金の集計や支援者データの管理にも活用できます。

④継続課金(サブスクリプション)

月額会費や定期寄付など、継続的な支払いを自動化できます。
支援者は一度クレジットカード情報を登録すれば、毎月自動的に課金されるため、団体側の事務作業を大幅に削減できます。

⑤最短翌営業日入金

三井住友銀行またはみずほ銀行を登録口座にすれば、決済日の翌営業日には売上金が入金されます。
その他の金融機関でも週1回の入金サイクルで、振込手数料は完全無料です。

5. 非営利団体の特典

無料/割引の詳細

2025年12月現在、日本の非営利団体向けの特別割引プログラムは提供されていません
Squareの公式ヘルプにも、「手数料は非営利団体を含むすべての事業に適用されます」と明記されています。

通常プランとの違い

非営利団体向けの特別プランはなく、一般企業と同じ料金体系が適用されます。
ただし、すべての事業者に対して初期費用・月額費用が無料という点は共通です。

どんな法人が対象か

Squareのアカウント開設自体は、NPO法人、一般社団法人、公益法人、社会福祉法人など、法人格を持つ非営利団体が可能です。
審査により利用可否が判断されます。

6. 始め方

申請のステップ

  1. Square公式サイト(https://squareup.com/jp/ja )にアクセス
  2. 「無料アカウント作成」をクリック
  3. メールアドレス、パスワードを設定
  4. 事業者情報(団体名、住所、代表者情報)を入力
  5. 銀行口座情報を登録
  6. 本人確認書類をアップロード
  7. 審査完了後、決済端末を購入またはオンライン決済を設定
  8. テスト決済を実施して本番運用開始

必要な書類

  • 代表者の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
  • 法人の場合は登記事項証明書
  • 銀行口座情報(三井住友銀行またはみずほ銀行推奨)
  • 団体の活動内容がわかる資料(ウェブサイト、パンフレット等)

申請から使えるまでの期間

アカウント開設は即日可能で、審査は通常3〜5営業日で完了します。
書類が揃っていれば、1週間程度で決済受付を開始できます。
対面決済用の端末は別途購入が必要です。

申請ページのURL

https://squareup.com/jp/ja

7. 料金比較

項目一般向け非営利団体向け
初期費用0円0円
月額費用0円0円
対面決済手数料(主要カード)2.5%2.5%(割引なし)
対面決済手数料(その他)3.25%3.25%(割引なし)
オンライン決済手数料3.6%3.6%(割引なし)
継続課金手数料3.75%3.75%(割引なし)
振込手数料0円0円
入金サイクル最短翌営業日最短翌営業日
端末代金4,980円〜4,980円〜

※2025年1月16日より主要カードブランドの対面決済手数料が2.5%に引き下げられました
※年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の中小企業が対象

8. 使い方の例

例1: チャリティーイベントでの対面寄付受付

動物保護団体Aは、年1回のチャリティーイベントで寄付を募っています。
Square リーダー(4,980円)を購入し、iPadに接続。

来場者はその場でクレジットカードやPayPayで寄付でき、現金を持ち歩かない若年層からの寄付が大幅に増加しました。
翌営業日には入金されるため、すぐに活動資金として活用できました。

例2: SNSでの寄付募集とオンライン決済

災害支援団体Bは、緊急支援のため迅速に寄付を募る必要がありました。
Squareのオンラインチェックアウト機能を使い、数分で寄付ページを作成。

決済リンクをX(旧Twitter)やFacebookで共有し、24時間以内に50万円以上の寄付が集まりました。
コーディング不要で即日開始できる点が魅力でした。

例3: マンスリーサポーター制度の構築

国際協力団体Cは、安定的な財源確保のためマンスリーサポーター制度を立ち上げました。

Squareのサブスクリプション機能を活用し、月額1,000円・3,000円・5,000円の3コースを設定。
支援者は一度カード情報を登録するだけで、毎月自動的に寄付が引き落とされる仕組みを実現しました。

9. 注意点

使えない場合

  • 一部の業種(アダルトコンテンツ、ギャンブル等)は利用が制限されます
  • 審査により、利用が承認されない場合があります
  • 活動内容が不明確な団体は審査を通過できない可能性があります

制限事項

  • 日本では非営利団体向けの割引がないため、決済手数料は一般企業と同じです
  • 対面決済には専用端末(4,980円〜)の購入が必要です
  • 継続課金(サブスクリプション)の手数料は3.75%と、対面決済より高めです
  • 年間キャッシュレス決済額が3,000万円を超えると、対面決済手数料が3.25%に上がります

うまく使うコツ

  • 対面決済とオンライン決済を組み合わせて、多様な寄付窓口を設置しましょう
  • 三井住友銀行またはみずほ銀行を登録すれば、翌営業日入金で資金繰りが改善されます
  • Square リンク決済を活用すれば、コーディング不要で即日寄付ページを作成できます
  • 対面決済は手数料が2.5%と最安水準なので、イベント寄付に積極的に活用しましょう
  • POSレジアプリの無料レポート機能で、寄付金の集計や分析が簡単にできます

10. よくある質問

Q1: 日本の非営利団体でも割引は受けられますか?

いいえ、2025年12月現在、日本の非営利団体向けの特別割引はありません。
一般企業と同じ料金体系が適用されます。

Q2: 対面決済とオンライン決済、どちらが手数料が安いですか?

対面決済の方が安く、主要カードブランドなら2.5%です。
オンライン決済は3.6%と高めですが、遠方の支援者からも寄付を受け付けられるメリットがあります。

Q3: 端末を購入しなくてもオンライン寄付は受け付けられますか?

はい、可能です。
Square オンラインチェックアウトやSquare リンク決済を使えば、端末購入なしでオンライン寄付を受け付けられます。

Q4: 他の寄付プラットフォームと併用できますか?

はい、併用可能です。
Syncableやコングラントなどオンライン寄付専用サービスと、Squareのイベント寄付を組み合わせている団体もあります。

Q5: 領収書の発行はできますか?

Square POSレジアプリからレシートを発行できますが、税額控除用の領収書は団体側で別途作成する必要があります。
取引データはCSVでダウンロード可能です。

11. 似たツールとの比較

Syncable

初期費用・月額費用が完全無料で、寄付発生時のみ5〜11%の手数料。
非営利団体専用サービスで、バースデードネーションなど独自機能が充実。
オンライン寄付に特化しており、Squareのような対面決済には対応していません。

Stripe

初期費用・月額費用が完全無料で、決済手数料3.6%。
APIを通じた柔軟なカスタマイズが可能ですが、対面決済用の端末は日本では利用できません。
オンライン決済中心の団体に向いています。

PayPal

世界4億人以上が利用する国際的なプラットフォーム。
国内取引手数料は3.6% + 40円/件とSquareより高めですが、海外からの寄付受付に適しています。
対面決済への対応は限定的です。

Squareを選ぶべき理由

  • 対面決済とオンライン決済の両対応: イベント会場でもウェブサイトでも寄付を受け付けられる
  • 業界最速の入金サイクル: 最短翌営業日入金で資金繰りが改善
  • シンプルな料金体系: 初期費用・月額費用・振込手数料すべて無料
  • 無料のPOSレジアプリ: 寄付金の集計・管理が簡単
  • 多様な決済手段: クレジットカード、電子マネー、QRコード決済まで対応

ただし、オンライン寄付のみを募集する場合は、Syncableなど非営利団体専用サービスの方が適している場合があります
Squareは、特に対面での寄付受付やイベント販売が多い団体に向いています。

12. まとめ

Squareは、対面決済とオンライン決済の両方に対応した総合キャッシュレス決済サービスで、初期費用・月額費用が完全無料です。
日本では非営利団体向けの特別割引はありませんが、2025年1月より主要カードブランドの対面決済手数料が2.5%に引き下げられ、業界最安水準の料金で利用できます。

最短翌営業日入金、無料のPOSレジアプリ、多様な決済手段への対応など、イベントでの寄付受付や物品販売に強みがあります。

次にやるべきこと

  1. Square公式サイトでアカウントを開設: https://squareup.com/jp/ja 
  2. 本人確認書類と法人書類を準備
  3. 対面決済用の端末を購入(Square リーダー 4,980円〜)
  4. オンライン寄付も同時に受け付ける場合は、Square リンク決済を設定

イベントでの寄付受付や物品販売を効率化したい団体は、Squareの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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