2030年に市場規模が約9倍へ——AIエージェント時代の「羅針盤」となる白書が登場

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企業のAI活用が自動化ツールの域を超え、自律的に判断・行動する「AIエージェント」の時代へと突入しつつある。こうした潮流を受け、一般社団法人 次世代社会システム研究開発機構(INGS)は2025年12月22日、全2,180ページに及ぶ大規模分析資料『AIエージェント白書2026年版』を発刊した。

経営層から技術担当者まで、幅広い実務者が戦略立案に活用できる総合ガイドとして注目を集めている。


急拡大するAIエージェント市場——2030年には現在の9倍超へ

白書が示す市場予測によれば、AIエージェントの世界市場は2024年時点で約5億4,000万ドル規模だが、2030年には約50億3,100万ドルへと拡大する見通しだ。年平均成長率(CAGR)は45.8%と極めて高く、今後6年間で急速に普及が進むとみられている。

企業側の意識にも変化が現れている。調査データによると、現時点ですでにAIエージェントの活用範囲を広げる計画を持つ組織は全体の96%に上り、84%の企業が競争力の維持にAIエージェントは欠かせないと認識している。また、自社の組織や役割が大きく変わると考える経営者は67%にのぼり、1年以内にその変革が起きると予測している。


単なるチャットボットではない——「企業変革」として捉え直す

本白書が強調するのは、AIエージェントをこれまでの自動処理ツールや問い合わせ対応ボットと同列に見てはならないという点だ。設計思想、業務フローへの組み込み、ガバナンス体制、基盤モデルの選定まで、組織全体を貫く統合的な変革プロジェクトとして位置づける必要があると論じている。

具体的には、インフラ基盤からガバナンス管理まで8つの階層で構成された垂直モデルと、複数エージェントが協調して動くための水平連携モデルの両面から、実装アーキテクチャを体系的に解説している。さらに、Model Context Protocol(MCP)やAgent-to-Agent(A2A)といった最新プロトコル群についても詳しく取り上げており、標準化の動向を踏まえた技術選定を支援する内容となっている。


現場が使えるフレームワークを提供——PoC止まりを脱するために

白書がとくに力を入れているのが、実務への落とし込みだ。単発の実証実験(PoC)で終わらせず、本番環境への移行を見据えた設計指針を提示している。タスクの分解方法や役割分担のパターン、複数エージェントの調整方法に加え、コード開発、サプライチェーン管理、金融インテリジェンスといった各産業領域での応用例も収録されている。

リスク管理の面では、規制への対応方針やコンプライアンス設計、監査・ログ管理のあり方、さらにはリスク評価指標(KRI)の設計まで、ガバナンス全体を一体として設計するためのフレームワークを提示。EU AI法をはじめとするグローバルな規制動向もカバーしており、政策立案や公共調達を担う組織にも有用な内容となっている。


経営・技術・事業を横断する2,180ページの実務指南書

本白書の対象読者は幅広い。グローバル市場の成長機会を把握したい投資家や事業会社、デジタル変革の優先投資先を検討する経営幹部、新興企業や大手テクノロジー企業の競争ポジションを分析したいアナリストなど、多様なユースケースに対応した構成となっている。

製本版・PDF版の2形態で提供されており、PDF版はダウンロードによる納品にも対応している。発行元のINGSは、産業・技術・経営分野のシンクタンク活動を20年以上にわたって展開しており、国内外の政府系機関、大手企業、投資ファンドなどへの調査レポート提供で実績を持つ。


概要

項目内容
資料名AIエージェント白書2026年版
発刊日2025年12月22日
発行一般社団法人 次世代社会システム研究開発機構(INGS)
ページ数2,180ページ
形式製本版・PDF版
問い合わせhttp://www.x-sophia.com/

参照元: PR TIMES(一般社団法人 次世代社会システム研究開発機構)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000115680.html

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