大手22社が介護と仕事の両立支援で新提言、11月にカンファレンス開催

福祉ニュース

働きながら家族の介護を担う「ビジネスケアラー」への企業支援が新たな段階に入ろうとしている。業界横断型の企業連合体が2025年11月7日、介護休業法改正を踏まえた実効性重視の両立支援策を発表するカンファレンスを開催する。

法改正後の「次の課題」に焦点

エクセレント・ケア・カンパニー・クラブは11月7日午後1時から3時間、オンラインとリアル会場でカンファレンスを実施する。本年度の活動には大手企業22社が参加しており、従業員が介護とキャリアを両立できる環境づくりについて、分科会ごとに検討した成果を報告する予定だ。

2025年に施行された育児・介護休業法の改正により、企業における両立支援制度の整備は進展した。しかし実際の運用段階では、従業員へのキャリア継続の重要性の伝達方法、職場内の理解促進、まだ介護に直面していない層への継続的な情報提供など、新たな実務的課題が浮上している。

東京大学名誉教授が講演

当日は、厚生労働省の研究会で座長を務めた佐藤博樹氏(東京大学名誉教授)による講演も予定されている。佐藤氏は法改正後の課題を踏まえた企業の実践的な支援策について語る見込みだ。

参加企業にはANAホールディングス、アフラック生命保険、SCSK、シスメックス、住友商事、ソニーピープルソリューションズ、中外製薬、東京海上ホールディングス、パナソニック、三井住友フィナンシャルグループ、明治ホールディングス、ロート製薬など、金融、製造、IT、建設、医薬など幅広い業種から22社が名を連ねている。

当事者調査に基づく提言

同クラブは第4期の活動として、専門家の知見や先進企業の事例研究に加え、実際に介護と仕事を両立している当事者への詳細な調査を実施した。そのプロセスから得られた学びをもとに、多角的な視点から実効性のある施策を提言にまとめたという。

カンファレンスではこれらの成果を、会員企業だけでなく、仕事と介護の両立支援に関心を持つすべての企業や関係者に広く共有することを目指している。オンライン参加は事前登録制で、専用ウェブサイトから申し込みが可能だ。

エクセレント・ケア・カンパニー・クラブは2022年に設立された超高齢社会の課題解決に取り組む企業連合で、これまでに延べ43の企業・団体が参加している。事務局は株式会社チェンジウェーブグループ(東京都港区)が務めている。


参照元:
PR TIMES「法改正後の課題に応える大手22社が発表仕事と介護の両立支援「キャリア継続」への実効策
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000038460.html

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