2026年1月23日
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AI自動入札の進化により、広告クリエイティブの効果が数日で薄れてしまうケースが増えている。こうした環境の変化に対応するため、AIサービス「AIR Design」を展開する株式会社ガラパゴスは、2026年1月29日にオンラインカンファレンスを開催した。
単発の「当たりネタ」に頼る運用から脱却し、クリエイティブを継続的な資産として管理する「ポートフォリオ運用」の方法論を、14社のプロフェッショナルが語った。
広告業界で急浮上する「鮮度」の問題
2026年現在、AI技術による自動入札の精度が急速に高まっている。その恩恵の一方で、同じクリエイティブに対する受け手の反応が以前よりも短期化しているという現象も報告されている。つまり、時間をかけて制作した広告素材であっても、ある日を境に効果が急に低下するケースが増えている。
この傾向を踏まえ、マーケティング業界の一部では、単一の「最高の素材」を探し続ける姿勢そのものが時代遅れになっていると考え始めている。
カンファレンスの開催経緯と企画の意図
株式会社ガラパゴス(東京都千代田区、代表取締役:中平健太)は、AIを活用した広告クリエイティブ制作サービス「AIR Design」を提供している企業である。同社は、上述のような業界課題を背景に、「ポートフォリオ運用」という概念を中心とするカンファレンスを企画した。
カンファレンスは2026年1月29日(木)、11:00から16:00の時間帯にオンライン形式で開催された。プラットフォームとしては動画イベント配信サービス「Bizibl」が使用された。
プログラム構成と登壇者の多様性
イベントの特徴の一つは、単一企業による講義ではなく、広告代理店・制作会社・ツールベンダーなど異なる視点を持つ14社のプロフェッショナルが登壇したことである。
プログラムの大きな流れとしては、冒頭にガラパゴスの執行役員・内藤太郎氏がAI時代のクリエイティブの「鮮度」について概説し、その後は各企業の代表者がそれぞれの知見を発表していった。
具体的には、以下のような幅広いテーマが扱われた。
SEOとAI検索の変化:
TechSuite株式会社のCOO・倉田真太郎氏は、検索エンジンの評価基準が変わった環境下でAI生成コンテンツを活かす戦略について発表した。PLAN-Bの出田晴之氏やEXIDEAのCTO・梶野尊弘氏も、LLM最適化やコンテンツ戦略の観点から独自の提言を行った。
動画・視覚コンテンツの活用:
IMAGICA IRISの秦明弘氏は、感情に訴える動画クリエイティブの設計について語った。KKCompany Japanの田村健氏はマルチモーダルAIを使った動画資産の再活用戦略を紹介した。
広告運用の統合戦略:
ジーニーの大山泰生氏はデジタル屋外広告(DOOH)とWeb広告の組み合わせによるポートフォリオ戦略を発表し、KURO HOLDINGSの佃雅博氏はSNS・コンテンツ・CRMの連携による持続的な成果の仕組みを説明した。
その他のトピック:
モンスターラボのStrategy & Design Manager・川北奈津氏は顧客インサイトの高速実装について、UNCOVER TRUTHの仁藤玄氏はWebサイト改善の再現性について、それぞれ独自の視点を共有した。
「ポートフォリオ運用」の核心とは何か
カンファレンスの中心テーマとなった「ポートフォリオ運用」とは、クリエイティブを「消費されるコンテンツ」ではなく「資産の組み合わせ」として扱う考え方である。
具体的には、複数の広告素材を同時に管理し、ある素材の効果が落ちた場合にも別の素材が補完する仕組みを事前に設計していくことが求められる。これにより、単一の「大ヒット」に依存するのではなく、全体としての成果を安定させることが期待できる。
株式会社ガラパゴスのサービス「AIR Design」
カンファレンスの主催企業であるガラパゴスは、2009年に設立された企業で、「AIR Design」というサービスを中心に広告技術の開発・提供をしている。
AIR Designは、AIによるデータ分析と、プランナー・デザイナーなどから構成される5名のプロチームの組み合わせで、企業向けの広告クリエイティブ改善を行うサービスである。
同社によれば、10,000回以上のABテスト実績を基にクリエイティブを制作し、売上への貢献度を基準とする独自の検証ツール「AIR Connect」も保有している。
記事の参照元
本記事は以下のプレスリリースを参照して作成されたものである。
参照元: PR TIMES — 株式会社ガラパゴス プレスリリース
URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000048043.html

