非営利団体向け Google Meet 完全ガイド

非営利割引ツール
  1. 1. Google Meetとは
  2. 2. サービス基本情報
    1. どんなツールか
    2. 非営利団体は無料/割引で使えるか
    3. 提供している会社
  3. 3. どんな団体におすすめ?
    1. 組織の規模
    2. 具体的な使用場面
  4. 4. できること(主要機能)
    1. ビデオ通話・音声通話
    2. 画面共有
    3. チャット機能
    4. 自動字幕表示
    5. Googleカレンダー連携
  5. 5. 非営利団体の特典
    1. 無料プランの詳細
    2. 通常プランとの違い
    3. 有料プランの割引
    4. 対象法人
  6. 6. 始め方
    1. 申請のステップ
      1. ステップ1:資格要件の確認
      2. ステップ2:Google for Nonprofitsへの登録
      3. ステップ3:審査待ち
      4. ステップ4:Google Workspace for Nonprofitsの有効化申請
      5. ステップ5:ドメイン所有権の証明
      6. ステップ6:有効化完了
    2. 必要な書類
    3. 申請から使えるまでの期間
    4. 申請ページのURL
  7. 7. 料金比較
  8. 8. 使い方の例
    1. 例1:月次の理事会をオンラインで開催
    2. 例2:ボランティア向けのオンライン研修会
    3. 例3:支援者向けの活動報告ウェビナー
  9. 9. 注意点
    1. 使えない場合
    2. 制限事項
    3. うまく使うコツ
  10. 10. よくある質問
    1. Q1: Google Meetを使うには、参加者全員がGoogleアカウントを持っている必要がありますか?
    2. Q2: スマートフォンやタブレットからも参加できますか?
    3. Q3: 無料版で60分の制限に達したら、どうすればよいですか?
    4. Q4: 申請が却下された場合、再申請はできますか?
    5. Q5: Google Workspace for Nonprofitsを使い始めた後、途中で解約できますか?
  11. 11. 似たツールとの比較
    1. Zoom(ズーム)
    2. Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)
    3. Skype(スカイプ)
    4. Google Meetを選ぶべき理由
  12. 12. まとめ
    1. 次にやるべきこと

1. Google Meetとは

Google Meetは、Googleが提供するオンラインビデオ会議ツールです。非営利団体の皆さんにとって、遠隔地のボランティアとの打ち合わせや、理事会のオンライン開催、支援者向けのウェビナーなど、活動の幅を広げることができるツールとして活用できます。

最大の魅力は、非営利団体向けプログラム「Google for Nonprofits」を通じて、通常は有料の高度な機能を無料または大幅な割引価格で利用できることです。

2. サービス基本情報

どんなツールか

Google Meetは、Webブラウザやスマートフォンアプリから簡単にアクセスできるビデオ会議サービスです。特別なソフトウェアのインストールは不要で、Googleカレンダーとの連携により、会議のスケジュール管理もスムーズに行えます。

非営利団体は無料/割引で使えるか

はい、利用できます。「Google for Nonprofits」プログラムに参加することで、Google Workspace for Nonprofitsを無料で利用でき、その中にGoogle Meetも含まれています。さらに高度な機能が必要な場合は、有料プランを75%以上の割引価格で利用することも可能です。

提供している会社

Google LLC(Alphabet Inc.の子会社)が提供しています。世界中で広く利用されている信頼性の高いサービスです。

3. どんな団体におすすめ?

組織の規模

  • 小規模団体:5〜10名程度のスタッフやボランティアで活動する団体に最適です
  • 中規模団体:複数の拠点を持つ団体や、定期的にオンライン会議を開催する団体
  • 大規模団体:有料プランにアップグレードすれば、最大500人規模のオンラインイベントにも対応可能です

具体的な使用場面

  • 遠隔地のメンバーとの定例ミーティング
  • 理事会や評議員会のオンライン開催
  • ボランティア向けの研修会やオリエンテーション
  • 支援者・寄付者向けの活動報告会
  • 他団体とのネットワーキング会議

4. できること(主要機能)

ビデオ通話・音声通話

高品質なビデオと音声で、対面に近いコミュニケーションが可能です。参加者の顔を見ながら話すことで、より深い議論ができます。

画面共有

資料やプレゼンテーション、活動報告書などを参加者全員で共有できます。団体の活動内容を視覚的に説明する際に便利です。

チャット機能

会議中にテキストメッセージを送信できます。URLの共有や、発言を補足する情報の提供に活用できます。

自動字幕表示

音声をリアルタイムで字幕化する機能があります。聴覚に配慮が必要な参加者がいる場合や、音声が聞き取りにくい環境でも内容を理解しやすくなります。

Googleカレンダー連携

会議のスケジュールをGoogleカレンダーに登録すると、参加者への招待や、会議開始時刻のリマインダーが自動で送信されます。

5. 非営利団体の特典

無料プランの詳細

「Google Workspace for Nonprofits」の無料版では、以下が利用できます。

  • 会議時間:1対1で24時間、3名以上で60分
  • 参加可能人数:最大100名
  • ストレージ:100TBの共有ストレージ(Google Drive)
  • 独自ドメインのメール:@団体名.orgのようなメールアドレスが使用可能
  • 基本機能:画面共有、チャット、字幕表示など

通常プランとの違い

一般向けの無料版Googleアカウントと比較すると、非営利団体向けプログラムでは以下の点が優れています。

項目一般の無料版非営利団体向け無料版
独自ドメインメール利用不可利用可能
ストレージ15GB100TB(共有)
管理機能なし管理コンソールあり
サポートコミュニティのみ標準サポート

有料プランの割引

さらに高度な機能が必要な場合、以下の有料プランを割引価格で利用できます。

  • Business Standard:75%以上の割引(通常価格から)
  • Business Plus:72%以上の割引
  • Enterprise Standard/Plus:70%以上の割引

対象法人

以下の法人格を持つ団体が対象となります。

  • 特定非営利活動法人(NPO法人)
  • 公益社団法人
  • 公益財団法人
  • 社会福祉法人
  • 非営利型一般社団法人

※政府機関、病院・医療機関、学校・学術機関は対象外です

6. 始め方

申請のステップ

ステップ1:資格要件の確認

まず、あなたの団体が対象法人格を持っているか確認してください。

ステップ2:Google for Nonprofitsへの登録

Google for Nonprofitsの公式サイト(https://www.google.com/intl/ja/nonprofits/ )から「使ってみる」をクリックし、団体情報を入力します。日本では、認証機関「Goodstack」が団体の資格確認を行います。

ステップ3:審査待ち

Goodstackによる団体の資格確認が行われます。この段階で承認されると、Google for Nonprofitsのアカウントが発行されます。

ステップ4:Google Workspace for Nonprofitsの有効化申請

Google for Nonprofitsのアカウントにログインし、「Google Workspace for Nonprofits」の「使ってみる」をクリックします。14日間の無料トライアルが開始されます。

ステップ5:ドメイン所有権の証明

この14日間の間に、団体のドメイン(ウェブサイトのアドレス)の所有権を証明する必要があります。DNSレコードの設定が必要になりますが、詳細な手順はGoogleから提供されます。

ステップ6:有効化完了

ドメインの証明が完了すると、3営業日以内に審査が行われ、承認されるとメールで通知が届きます。これで正式に利用開始できます。

必要な書類

基本的には、団体の登記情報がオンラインで確認できれば追加書類は不要です。ただし、審査状況によっては以下の書類の提出を求められる場合があります。

  • 登記簿謄本
  • 事業報告書
  • 決算報告書
  • 定款

申請から使えるまでの期間

  • Google for Nonprofitsの承認:通常1〜2週間程度
  • Google Workspace for Nonprofitsの有効化:申請後3営業日以内
  • 合計:約2週間〜1ヶ月程度

ただし、審査状況により長引く場合もあるため、余裕を持って申請することをおすすめします。

申請ページのURL

非営利団体向けデジタルツール - Google for Nonprofits | 非営利団体向けプログラム
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7. 料金比較

項目一般向け無料版非営利団体向け無料版非営利団体向け有料版(Business Standard)
月額料金無料無料通常の75%割引
会議時間(3名以上)60分60分24時間
会議時間(1対1)24時間24時間24時間
最大参加人数100名100名150名
録画機能なしなしあり
ブレイクアウトルームなしなしあり(最大100個)
挙手機能なしなしあり
アンケート機能なしなしあり
Q&A機能なしなしあり
ノイズキャンセルなしなしあり
出欠状況の確認なしなしあり
ストレージ15GB100TB(共有)2TB(ユーザーごと)
独自ドメインメールなしありあり
管理機能なしありあり(高度)

8. 使い方の例

例1:月次の理事会をオンラインで開催

理事が全国に分散している団体の場合、毎月集まるのは時間的にも金銭的にも負担が大きくなります。

Google Meetを使えば、理事それぞれが自宅やオフィスから参加でき、画面共有機能を使って事業報告書や決算資料を共有しながら議論できます。会議の録画機能(有料プラン)を使えば、欠席した理事も後から内容を確認できます。

例2:ボランティア向けのオンライン研修会

新しいボランティアを迎える際の研修会を、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催できます。遠方に住むボランティアや、子育て中で外出が難しいボランティアもGoogle Meetを通じて参加できます。チャット機能を使えば、質問を受け付けながら双方向のコミュニケーションが可能です。

例3:支援者向けの活動報告ウェビナー

年に一度の活動報告会をオンラインで開催し、多くの支援者に団体の活動を知ってもらえます。画面共有で活動の写真や動画を見せながら説明でき、Q&A機能(有料プラン)を使えば支援者からの質問に効率的に答えられます。最大100名まで参加できるため、小規模から中規模の団体に適しています。

9. 注意点

使えない場合

以下の団体は、Google for Nonprofitsの対象外となります。

  • 政府機関、政府関係団体
  • 病院、診療所などの医療機関
  • 学校、大学などの教育機関(教育機関向けには別のプログラムがあります)
  • 保育施設
  • 営利型の一般社団法人

制限事項

  • 無料版の時間制限
    3名以上の会議は60分までです。長時間の会議が頻繁に必要な場合は、有料プランへのアップグレードを検討してください
  • ドメインが必要
    Google Workspace for Nonprofitsを利用するには、団体独自のドメイン(例:yourorganization.org)が必要です
  • ユーザー数の上限
    無料版とBusiness Standard/Plusプランでは、最大2,000ユーザーまでという制限があります
  • 録画機能
    無料版では録画機能が使えません。会議を記録したい場合は有料プランが必要です

うまく使うコツ

  • 事前にテストを行う
    初めて使用する場合は、本番の会議前にテスト接続を行い、音声や映像が正常に動作するか確認しましょう
  • 安定したインターネット環境を確保
    Wi-Fi環境が不安定な場合は、有線LANを使用するか、通信速度の速い場所から参加しましょう
  • Googleカレンダーを活用
    会議の予定をカレンダーに登録しておけば、参加者への通知や会議URLの共有が自動で行われます
  • 画面共有の準備
    資料を共有する予定がある場合は、事前に資料を開いておき、スムーズに画面共有できるようにしておきましょう
  • 参加者へのガイド作成
    初めてオンライン会議に参加するメンバーのために、簡単な参加方法のガイドを作成しておくと親切です

10. よくある質問

Q1: Google Meetを使うには、参加者全員がGoogleアカウントを持っている必要がありますか?

A: いいえ、必要ありません。会議の主催者がGoogle Workspace for Nonprofitsのアカウントを持っていれば、参加者はGoogleアカウントなしでも、送られてきた会議URLをクリックするだけで参加できます。

Q2: スマートフォンやタブレットからも参加できますか?

A: はい、参加できます。iOS(iPhone/iPad)やAndroid端末の場合、Google Meetアプリをダウンロードすることで、より快適に利用できます。アプリなしでもブラウザから参加可能です。

Q3: 無料版で60分の制限に達したら、どうすればよいですか?

A: 会議が自動的に終了しますが、すぐに新しい会議を開始すれば継続できます。ただし、一度退出して再入室する手間がかかるため、頻繁に長時間の会議を行う場合は有料プランへのアップグレードをおすすめします。

Q4: 申請が却下された場合、再申請はできますか?

A: はい、できます。却下された理由を確認し、必要な書類を準備して再申請してください。団体の法人格や活動内容に問題がなければ、追加情報の提供により承認される可能性があります。

Q5: Google Workspace for Nonprofitsを使い始めた後、途中で解約できますか?

A: はい、いつでも解約できます。無料プランなので解約料などは発生しません。ただし、解約するとGoogle Meetだけでなく、独自ドメインのメールやGoogleドライブのデータにもアクセスできなくなるため、事前にデータのバックアップを取っておくことをおすすめします。

11. 似たツールとの比較

Zoom(ズーム)

Zoomも非営利団体向けの割引プログラムがあり、最大50%の割引で利用できます。無料版では40分の時間制限がありますが、参加者が多い大規模なウェビナーに強みがあります。Google Meetとの大きな違いは、Googleの他のサービス(Gmail、カレンダー、ドライブ)との連携の深さです。

Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)

非営利団体向けにOffice 365の割引プログラムがあり、Teamsも利用できます。Microsoft Officeを日常的に使用している団体には便利です。Google Meetの方が、直感的な操作性とシンプルな画面構成で、ITに詳しくないメンバーでも使いやすい傾向があります。

Skype(スカイプ)

完全無料で使えるビデオ通話ツールです。個人間の通話には便利ですが、ビジネス用途の機能(録画、管理機能、大人数での会議)ではGoogle Meetに劣ります。

Google Meetを選ぶべき理由

  • 非営利団体向けの手厚いサポート
    完全無料で多くの機能が使え、さらに有料プランも大幅割引で利用可能
  • Googleエコシステムとの統合
    Gmail、カレンダー、ドライブなど、既に多くの人が使っているGoogleサービスとシームレスに連携
  • 使いやすさ
    インストール不要で、URLをクリックするだけで会議に参加できるシンプルさ
  • 信頼性とセキュリティ
    Googleの強固なセキュリティ基盤により、団体の機密情報も安全に保護されます

12. まとめ

Google Meetは、非営利団体の皆さんにとって、活動の効率化とコミュニケーションの活性化を実現する強力なツールです。Google for Nonprofitsプログラムを通じて無料または大幅割引で利用できることは、限られた予算の中で活動する団体にとって大きなメリットとなります。

遠隔地のメンバーとの定期的な打ち合わせ、支援者向けのオンラインイベント、ボランティア研修など、さまざまな場面で活用できます。無料版でも十分な機能が備わっており、より高度な機能が必要になった場合は、段階的に有料プランへアップグレードすることも可能です。

次にやるべきこと

  1. あなたの団体が対象法人格に該当するか確認する
  2. Google for Nonprofitsの公式サイトから申請を開始する
  3. 申請が承認されたら、まずは小規模なミーティングでGoogle Meetを試してみる
  4. チームメンバーに使い方を共有し、徐々に活用の幅を広げていく

今すぐ申請を始めて、あなたの団体の活動をさらに広げてみませんか?

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